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Windows 2003 Serverでは(おそらく2008も変わらない)dcpromoコマンドを使いanswerファイルを読み込ませることによってドメインコントローラの昇格、降格をコマンドで行えます。
とりあえず今回昇格についてあまりに情報が少なかったので、メモ書きします。

参考URL
http://support.microsoft.com/kb/223757/ja
http://www11.ocn.ne.jp/~material/windows/3/3-1/index.htm
http://blogs.msdn.com/emberger/archive/2008/12/13/automating-wss-v3-moss-2007-development-environment-setup-part-iv-unattended-dc-promo.aspx
http://www.geocities.jp/ex709/2003ad.htm



dcpromoコマンドを引数なしで実行するとドメインコントローラのインストールウィザードが起動します。
このウィザードに従いドメインコントローラの昇格、降格を行うわけですが、このとき選択するもの、記入するものをパラメータとしてまとめた「answer」ファイルを作成すると、サイレントインストールが可能になります。
以下はその記入例です。

[DCInstall]
ReplicaOrNewDomain=Domain
CreateOrJoin=Create
TreeOrChild=Tree
NewDomainDNSName=yourdomain.local.com
DomainNetbiosName=YOURDOMAIN
DatabasePath=%systemroot%\NTDS
LogPath=%systemroot%\NTDS
SYSVOLPath=%systemroot%\SYSVOL
DNSOnNetwork=Yes
AllowAnonymouseAccess=No
SafeModeAdminPassword=Administrator
RebootOnSuccess=No

プライマリドメインを作成する場合は以上のように指定します。
これは最小限の設定(GUIで選択できる項目を順に列記したもの)ですが、その他answerファイル独特のオプションも指定できるようです。
で、以下に記載するのがセカンダリドメインコントローラの設定。
これはなかなか情報が得られなかったのですが、基本的にはプライマリと同じです。

[DCInstall]
ReplicaOrNewDomain=Replica
CreateOrJoin=Join
UserName=Administrator
Password=Administrator
UserDomain=yourdomain.local.com
ReplicaDomainDNSName=yourdomain.local.com
AutoConfigDNS=No
DatabasePath=%systemroot%\NTDS
LogPath=%systemroot%\NTDS
SYSVOLPath=%systemroot%\SYSVOL
RebootOnSuccess=No

と、なります。
留意点として以下を取り上げます。

ReplicaOrNewDomain
CreateOrJoin
はセットで記入するほうが良いと思います。
プライマリを作成するにはさほどでもないのですが、既存のドメインに追加(セカンダリ)の構築には2つ同時に記載しないと「新しいドメインのドメインコントローラ(D)」になってしまいます。

DNSOnNetwork=Yes
AllowAnonymouseAccess=No
プライマリを構成するときのみです。
「DNS登録の診断」で「このコンピュータに、DNSサーバを構成してインストールし、このDNSサーバを優先DNSサーバとして使用するように設定します(S)」を選択するためにはセットで記載する必要があります。
最もデフォルトでこの選択が選ばれるので一択であるならば記載しないのも手だと思います。


AllowAnonymouseAccess=No
Noとかいっちゃっているのでわかりにくいですが、「アクセス許可」にて「Windows 2000 または Windows Server 2003 OS とのみ互換性があるアクセス許可(E)」となります。
プライマリ構成時のみです。

SafeModeAdminPassword=Administrator
は、「ディレクトリ サービス復元モード Administrator パスワード」のパスワードです。
使わない場合はいっそのこと記載しない。
SafeModeAdminPassword=
にするとハングする場合もあるそうです。

RebootOnSuccess=No
は作成に成功した場合再起動するかどうかです。
Yesで再起動します(突然に強制)。
Noで選択肢がでます。

UserName=Administrator
Password=Administrator
UserDomain=yourdomain.local.com
セカンダリドメインコントローラを構成する場合の設定です。
3つセットで記載します。
これは既存のプライマリの情報に従って記載します。

ReplicaDomainDNSName=yourdomain.local.com
参照元となるプライマリドメインコントローラの指定です。
当然セカンダリのみです。

以上かな?
これ以上の情報はググるか、リンク先を参照してください。

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